ビル清掃は自社清掃員である事が何故大切なのか?
ビル管理における清掃業務は、一見シンプルに見えます。しかし実態は、管理会社から清掃会社、さらに下請け・孫請けへと業務が流れる多層構造になっているケースも少なくありません。
この構造の中で起きやすいのが、「情報の遅れ」と「現場との距離」です。オーナーが清掃時の状況を確認しても、実際に作業しているのは孫請けのスタッフであることも多く、正確な情報を得るまでに時間がかかる。さらに伝言の過程でニュアンスが抜け落ち、現場の実態が見えにくくなることもあります。
本来、清掃は単なる作業ではなく、ビルの日常を最前線で把握する役割を担っています。ゴミの出し方の変化や利用状況、小さな異変といった情報は、リアルタイムで共有されてこそ価値を持ちます。しかし多層構造では、それらが分断されてしまうのが現実です。
シブテナクリーンでは、すべての清掃員を内製化しています。下請けや孫請けを介さず、現場で得られた情報が直接管理者へ集約される仕組みです。これにより、情報伝達のスピードが向上し、日々の状況を即座に把握できる体制が整います。
さらに、情報の精度も高まります。実際に清掃を行ったスタッフの一次情報がそのまま共有されるため、伝言によるズレが起きにくく、判断の質も安定します。また、清掃員一人ひとりの意識も変わり、現場を管理する視点での気づきや報告が積み重なっていきます。
トラブル時の対応力も大きな強みです。ゴミの滞留や不法投棄といった問題に対しても、状況を即座に把握し、現場と管理側が一体となって迅速に動くことができます。
そしてもう一つ重要なのがコスト面です。多層構造では、各工程で管理費や手数料が発生し、いわゆる“中抜き”が重なっていきます。一方で内製化は、直接雇用によって中間コストを排除できるため、無駄を抑えた適正な価格での運用が可能になります。結果として、コストと品質のバランスを高いレベルで維持することができます。
ビルの価値は、設備や立地だけで決まるものではありません。日々の状態がどれだけ正確に把握され、適切に管理されているか。その積み重ねが大きな差を生みます。ビルの日常を誰が見ているのか。内製化は、その問いに対する明確な答えの一つだと私たちは考えています。
